事例71

 　相談者は10年ほど前から、幻聴（音楽や悪口）や食欲不振が出現し、数か月後には症状が悪化しました。具体的には「毎日家族に土下座する」「急に大声を出す」「徘徊する」といった行動が見られるようになり、家族も対応に苦慮して精神科を受診しました。その後、翌日より8か月間の入院生活が始まりました。入院中は意欲の低下が著しく、ほとんどの時間を床に伏して過ごす日々でしたが、精神療法や薬物療法の効果が徐々に表れ、回復の兆しが見え始めました。それから数年後、家族が相談に、訪れました。

　障害基礎年金2級の受給が認められ、年間約80万円の支給が決定しました。